特攻店長 | 多店舗展開に特化した受注,商品,在庫の一元管理システム

お知らせ | 特攻店長 | 多店舗展開に特化した受注,商品,在庫の一元管理システム - Part 7

「特攻店長」のWEBサイトをご覧いただき、誠にありがとうございます。

当サービスは約15年に渡ってEC事業者の皆様にご愛顧をいただいているEC一元管理サービスですが、ここに至るまでには実際の店舗運営者の視点に立って(弊社でもECサイトを運営中)様々な機能の追加や改善を行い、現在に至っています。

我々自身が便利であると確信をもってご提供している各種機能について、皆様にできるだけ分かりやすく、その魅力をお伝えをさせていただけたらと思い、本記事を執筆しております。

第二弾となる今回は、商品情報の登録や変更が圧倒的に楽になる「商品管理機能」についてご紹介をさせていただきます。

第一弾:特攻店長のここに注目!受注管理機能で店舗運営の工数&ミスを大幅削減!

第三弾:特攻店長のここに注目!先進の在庫管理機能でさらなる売上アップを!

商品管理をもっと楽しく!

ECサイトの商品管理は、本来楽しいはずの作業です。

商品の画像はこんな順番で見せたほうが売れるはず、商品説明文の表現はこのように変えたら、よりお客さんにわかりやすいだろうな、などそんなことを思いながら、未来の売上に期待が膨らむひと時です。

実務的な意味合いでも、商品管理はEC運営の「肝」となる業務です。どんなにショップにお客さんが来てくれたとしても、たどり着いた商品ページがお粗末だったり、在庫管理ができておらず在庫が切れていれば、ユーザーが商品を購入することは期待できず、また仮に一度商品を購入してもリピーターにはなりません。

ところが、運営する店舗が多くなってくると、とたんにこの作業が「苦痛」に感じられてきます。それぞれのサイトで1つ1つ情報を手入力したり、登録した商品のページを目視で確認したり…。なおかつ、各ECプラットフォームで微妙に仕様が違ったりする(例えば文字数制限など)ので、それぞれにあわせて調整を行うのも面倒なものです。

本来手を抜いてはいけないところですし、可能であれば店舗ごとにユーザー層に合わせて見せ方を変えるなどの工夫もしたいところですが、そうした作業が面倒くさいな、と感じてしまったらそれは危険信号かも知れません!

そこで商品の登録や更新がもっと楽になったら、というEC運営者なら誰でも思うことを実現するのが、特攻店長の「商品管理機能」です。しかもこちらの機能を使うと、予め用意されたプロ仕様のテンプレートからページを作成することもできるため、商品自体の訴求力もアップさせることが出来る優れモノとなっています。

細部調整も全て特攻店長におまかせ!

それでは早速、各種機能の詳細をご紹介させていただきます。

商品登録・編集

特攻店長の「商品管理機能」には、現場のニーズに合わせたパワフルな商品登録・編集機能が備わっています。

楽天ディレクトリIDなどカテゴリIDの入力支援をはじめ、各モールやASPごとに多彩な入力補助、支援の機能が搭載されているため、商品登録がグッと楽になる上に、入力ミスを未然に防止します。

また今まではキャンペーン時の料金変更など、店舗ごとに必要だった各商品の設定変更も、全店舗分を一括で行うことができるため、これまで作業にかかっていた手間がウソのようになくなります!

商品ページデザインを一括変更!

どうしても作業に手間がかかるのが商品ページのデザイン。同じデザインのページを作るにしても、何度もコピーアンドペーストを繰り返したり、細かな調整を繰り返さなければいけませんでした。

それが「特攻店長」を使うと、予め用意された30種類のデザインテンプレートからお好みのデザインを選ぶだけ!後は特攻店長が一括で商品ページを更新してくれるため、定番商品の追加やシーズンごとの商品の入れ替えなどの作業の手間を大幅に削減できます。

もちろんテンプレートだけでなく、オリジナルのデザインにカスタマイズして、さらに凝った作りのページを作成することもできるため、商品自体の訴求力アップを狙うこともできます!

独自カテゴリ設定で商品の登録時間を短縮

商品情報のうち、送料設定、消費税、テンプレートやレイアウト、画像のアップロードなど、こうした情報は一見すると全商品で共通(店舗ごとに設定)しているように思われるのですが、たとえば雑貨屋さんで基本的に送料無料だけれども、ソファーは重いので送料が別に掛かる、といった場合にソファーだけを後で修正する必要がありました。

もしこうした「例外」が何種類もあったら、その分煩雑な作業が必要になります。

特攻店長では、各種モール等のカテゴリとは別に、独自のカテゴリ設定を設けることでこの問題を解決しています。

上記のケースであれば「別途送料」というカテゴリを作ることで、そこに登録した商品の送料設定を一括で変更できます。このカテゴリ機能を使うと、特攻店長上でカテゴリ分けをするだけで、その後の出品や商品管理の工数が劇的に短くなります。

キャッチコピーの追加なども自由自在

EC運用業務で意外に多いのが、キャッチコピーの追加や、金額の変更などの作業です。

特攻店長の項目一括変更機能では、商品名の先頭に【送料無料】を追加するなら、文字列の「前方挿入」機能を使うだけ。もちろん複数の商品に一気に反映することが出来ます。 

「置換」機能もあるので文字列の変更や削除も簡単。金額の変更もまとめてできるので、例えばセール時などに全商品を3割引きにすることも、全店まとめてすぐに出来ます。

その他の便利機能も充実!

そのほかにも、CSV一括出力やFTPのアップロードなど、商品管理時の「かゆいところ」に手が届く機能が実装されています。

CSV一括出力

設定した情報はCSVで一括出力できます。例えば商品名と価格だけを変更したいというようなケースにも対応しており、出力パターン(列)を自由に設定できます。

一括アップ機能

FTP・API対応モールに関しては特攻店長が自動的にアップロードまで行うので、実質的に『出力ボタンを押したらサイトに反映』が可能です。

バーコードラベル発行

CODE39に対応。(カスタマイズでCODE128や医療機器のGS1-128なども対応可能) 中箱・外箱用のITFコード管理も可能です。

まとめ:特攻店長で商品管理をより楽しく!

言うまでもなく、商品はEC店舗の顔であり、売上の源泉でもあります。その管理を怠っていては、良い店舗は出来ません。

季節に合わせて、お客様のニーズに合わせて、そして運営者の感性に合わせてこまめに商品のラインアップや陳列を調整していくことで、店舗にライブ感が生まれ、その完成度はグッと高まります。

そしてそのために発生する様々な作業の負担を軽減するのが、特攻店長の「商品管理機能」なのです。

皆様の理想の店舗づくり、ぜひ弊社にもお手伝いをさせていただけましたら幸いです!

「特攻店長」のWEBサイトをご覧いただき、誠にありがとうございます。

当サービスは約15年に渡ってEC事業者の皆様にご愛顧をいただいているEC一元管理サービスですが、ここに至るまでには実際の店舗運営者の視点を踏まえて(弊社でもECサイトを運営中)、様々な機能の追加や改善を行い、現在に至っています。

我々自身が便利であると確信をもってご提供している各種機能について、皆様にできるだけ分かりやすく、その魅力をお伝えをさせていただけたらと思い、本記事を執筆しております。

その第一弾としてまず今回は、受注の処理・お客様へのメール送信・送り状の出力など、手間のかかる作業の工数を大幅に削減する「受注管理機能」にフォーカスして、ご紹介をさせていただきます。ぜひ最後までお付き合いください!

第二弾:特攻店長のここに注目!商品管理機能で複数店舗の商品出品・管理がラクラク!

第三弾:特攻店長のここに注目!先進の在庫管理機能でさらなる売上アップを!

商品が売れるほど、辛くなる?

店舗運営において、商品が売れることは言うまでもなくうれしいもの。売上も上がりますし、自分たちの商品ラインアップが認められたという満足感もあります。

ただ一方で、商品が売れれば売れるほど自分たちの業務が増え、時にはその業務量がキャパシティを超えてしまうという嬉しい(?)悲鳴が社内から上がること、ありませんか?

これが自分たちさえ歯を食いしばって頑張ればいい、という話であればまだましなのですが、問題は忙しさと比例して、お客様をはじめ社内外に影響をおよぼすようなミスやトラブルが発生する可能性も高まるということ。例えば以下のようなケースです。

1.商品が指定した配達日に届かなかった
2.商品の写真と実物が違った
3.届いた商品に破損・汚損があった
4.商品のサイズが合わなかった

その後の対応を考えると、どれもあまり想像したくないトラブルですが、特に繁忙期などにこうした事態が発生しがちです。

これら不測の事態を未然に防ぐためには、社内の業務をできるだけ削減することが一番の特効薬!そのために弊社が自信を持ってお勧めするのが、「特攻店長」の「受注管理機能」です。

「受注管理機能」で、日常業務がこんなに変わる!

こちらの記事をご覧いただいている方の多くは楽天やAmazon、Yahoo!ショッピングなど、複数のECモールで店舗を運営されていらっしゃるかと思いますが、「受注管理機能」の最大のメリットは、こうしたECモールの受注を一元管理して、各種業務の手間を極力なくすることができる点です。これがどのように素晴らしいことか、もう少し詳しく説明させてください。

商品が売れた際の、店舗の業務を段階的に見ると、以下のようなプロセスに区分されます。

1.受注:商品を受注します。各モールの管理画面上で、あるいは登録メールアドレス宛に通知が行われます。

2.在庫・注文内容確認:色や個数などの注文内容を確認し、続いて商品の在庫を確認します。備考欄等に記載がある(例:商品に名入れは出来ますか?」)場合は、その内容も確認します。

3.メール配信:受注確認メール、配信メールなどを送信します。こちらの作業は自動化されている方も多いと思いますが、備考欄の内容に対応したり、お得意様にお礼の言葉を添えたりする時は手動送信となります。

4.出荷処理:伝票(送り状)を作成して、商品を出荷します。この際にあわせて納品書やピッキングリストなど、必要な帳票も作成します。

これらの作業は楽天市場・Yahoo!ショッピング・Amazonなどの各店舗で展開している場合、それぞれの管理画面から大部分の処理を行う必要があるため、かなりの時間がかかります。

これらの作業が「受注管理機能」を利用するとどのように行われるか、具体的に見てみましょう。

1.受注:各モールから送られてくる通常受注メールや、API(アプリケーション・プログラミング・インターフェースの略称で、プログラム同士をつなぐインターフェース)などで送信される受注データを、システムに取り込むことができます。

楽天市場・ヤフー(ショッピング)・au PAY マーケット・MakeShop・futureShop・カラーミーショップ・aishipR・EC-CUBE・おちゃのこネット・ショップサーブについては、最初に簡単な設定を行うだけで、それぞれの受注データを「特攻店長」上でまとめて管理できるようになるため、わざわざ各モールにログインする必要がなくなります。

2.在庫・注文内容確認:顧客の連絡先や決済状況などの情報も、そのまま各モールから引き継がれますので、各店舗からの注文を一覧で管理することができます。

また、特攻店長には日々の受注業務で発生する、受注ステータスの移動や、メール一括送信や、決済方法や配送方法や項目選択肢の内容に沿った定型的な処理などを自動処理することができる「受注自動処理オプション」も搭載。例えば備考欄が空欄の受注は、特定ステータスへ自動移動することで、備考欄に記入がある受注のみチェックすることが可能となりますので、大幅な手間削減が可能です。

3.メール配信:お客様へのメールの作成や送信を、テンプレートに沿って自動的に行うことができます。

このテンプレートはさまざまな条件で切り替わるようになっており、たとえば、メール便を利用している方には時間帯指定ができない旨を明記、銀行振込の方には振込先を明記、スマートフォンご利用の方にはモバイル用の短いメールを作成するなど、これらが注文情報に合わせて自動的に切り替わります。

また、直前にお電話いただいた方やリピーター、中にはお叱りを受けたのにまた注文していただいた方など、自動作成された文章が適さない場合もあります。 こうした場合にはテンプレートで文章作成した後に、手動で文言を修正することも可能。お客様に合わせたきめ細やかなメールを、わずかな手間でお送りすることができます。

4.出荷処理:B2・e飛伝、ゆうパックプリントRなど送り状印刷ソフトと連携して送り状を作成することで、無駄な手書きの時間がゼロになります。

各ソフトからからCSVファイルを取り込むことで、各受注データに自動で伝票番号が入力され、その伝票番号を発送メールに挿入することも可能。さらに納品書、ピッキングリスト、受注リスト、受注明細票などの帳票を受注内容から自動で作成し、簡単に印刷出力ができるため、出荷時に毎度毎度手入力する必要がなくなり、出荷時の処理を大きく低減できます。

またヤマト運輸と日本郵便が導入している、納品書、送り状伝票、ピッキングリスト、貼付シールをミシン目の入ったA4サイズの用紙に1枚で印刷できる「一体型帳票」にも対応済みですので、複数の印刷物を一つにまとめることで印刷の手間やコストを削減し、梱包時の取り違い、入れ違いなどのミスを未然に防止することもできます。

その他便利機能も多数搭載

こうした基本機能に加えて、特攻店長には以下のような便利機能も多数用意されています。

楽天ペイ完全対応

注文確認の自動化(手動実行も可)、ステータスの自動取得、注文内容変更の連携、出荷情報連携が可能です。 RMSを1個ずつ確認する必要はありません。

同梱処理

特攻店長では受注取込時に「名寄せ」を行っています。 同じ注文者なら同梱処理も自動で実行します。 同梱の条件は自由に設定することができ、その際の送料なども自動計算できます。

顧客管理

注文の管理とは別にお客様単体の管理も可能です。 過去の注文履歴や対応履歴などが閲覧可能です。 ブラックリストやクレームの対応履歴を管理することで、次回注文時に参考にできます。

入金処理

銀行振り込みなどの個別管理に加え、代引データの引当やカードデータ引当(要カスタマイズ)なども行えます。 店舗・決済方法別に〆支払のルールを登録できるので何月何日にいくら入金されるかまで管理できます。 モールからダウンロードできるデータを特攻店長に取込して、一括で入金引き当ても可能です。

掛払管理

業販や卸などの注文も特攻店長でまとめて管理ができます。 顧客ごとに指定したサイクルで合計請求書を発行し、入金引当も可能です。 ※掛払オプションの申込が必要です。

なお、他社が提供するEC一元管理サービスでは、独自機能を追加するのが難しい場合もありますが、「特攻店長」ではそれぞれの店舗運営スタイルに合わせた機能カスタマイズも可能です。例えば商品の在庫が少なくなってきたら、メーカーに自動で発注を行う仕組みや、他店の価格を自動で調査して、自社商品に反映する仕組みなど、御社の「こんな機能が欲しい!」を実現することも可能です。

まとめ:手間の削減で、よりクリエイティブなお店作りを!

自店舗にて「特攻店長」をご利用いただいた際のイメージは、お持ちいただけましたでしょうか?

一連の受注作業における手間の削減は、ミスやトラブルの防止という点でも大きな意味を持っていますが、それ以上に重要なのは、ご担当者様の「考える時間」を作り出すことだと考えております。

これからのEC運営においては、他社との差別化、ひいてはオリジナリティの表現が不可欠ですが、そのためのアイデアは天から降ってくるものではなく、知恵を絞って考えた結果として生まれます。今後は面倒な作業を全て「特攻店長」にお任せいただき、空いた時間をクリエイティブな思考の時間にあてていただけましたら、サービス提供者としてもこれ以上の幸せはありません。

この記事はこんな方にお勧め

・ECの受注管理システムの導入をお考えの方
・EC運用の経費削減について調査中の方
・ECの売上アップを目指している方

新型コロナ禍において人々の消費行動に変化が生じ、「巣ごもり消費」が伸びているとはよく言われることですが、その背景でEC市場に新規参入する小売業者や製造業者が着実に増えていることをご存知でしょうか?

以下、経済産業省が取りまとめた産業経済研究委託事業(電子商取引に関する市場調査)より、一部を抜粋してご紹介します。

“2020年に見られた顕著なトレンドとして、低価格・無料の ECプラットフォームでの新規のネットショップ開設数が急増した点が挙げられる。例えば、ネットショップ開設時における初期費用の無料を謳うBASE株式会社の発表によれば、2020年2月時点での同社のプラットフォームを活用するネットショップ開設数は90万であったところ、同年12月時点でその数は130万にも増えたという。

僅か10か月間で40万ものネットショップが同社のプラットフォーム上に新たに開設されている。他の低価格・無料の EC プラットフォームでも類似した事象が見られることから、中小零細企業によるBtoC-EC市場への新規参入が、新型コロナウイルス感染症拡大によって促されたと言える。このような状況が、BtoC-EC 市場規模拡大の背景にある。

他方、2020 年の物販系分野のBtoC-EC市場規模のうち、大手ECプラットフォームが占める比率は 2019 年から 5 ポイント程度上昇し約 70%と推定される。巣ごもり消費によって BtoC-EC 市場規模が大幅に拡大したが、中小零細企業の市場参入による市場規模の拡大効果もさることながら、大手ECプラットフォーム上での販売額の増加がより大きく寄与したと言える。

(中略)商品を供給する側も、当該プラットフォームの集客力をあて込み、販売に力を注いだ企業が多かったとも想定される。”

産業経済研究委託事業(電子商取引に関する市場調査)36ページより引用

www.meti.go.jp/policy/it_policy/statistics/outlook/210730_new_hokokusho.pdf

ここで注目するべきはECプラットフォーマーの多様化という点ではないでしょうか。引用にも登場するBASE、あるいはShopify、メイクショップ、ショップサーブ、futureshop、EC-Beingなど、運営サービス側からサーバーを借りて手軽に店舗を運営できるASP型サービスは、低価格で手軽にECショップを開設できる点に強みがあります。

EC業界カオスマップ2021(https://ecclab.empowershop.co.jp/archives/69674)

かたや楽天、amazon、Yahoo!ショッピング、PayPayモールなどの大手ECモールは、楽天ポイントやAmazon Primeに代表されるように、それぞれが持ち合わせている集客力や充実したサービス、プロモーションによって各EC事業者にメリットを提供しようとしています。

今後のEC市場においては、各プラットフォームのメリット、デメリットを理解しつつ、売上機会の拡大、顧客接点の創出、特定プラットフォームへの依存回避など、様々な側面を考慮に入れながら各プラットフォームを使い分け、さらには組み合わせていく手法が主流になっていくと考えられます。

受注管理システムは何故使われている?

こうした流れの中で、すでに複数のプラットフォームで店舗を運営し、その手間やコストにお悩みのEC事業者様も多くいらっしゃるのではないでしょうか?その解決のために登場するのが、本稿の主役である「受注管理システム」です。

受注管理システムとは、お客様からの注文を受けてから商品を発送するまでを、ワンストップで管理するシステムを指します。サービスによっては、商品の在庫管理や仕入業務、会計業務などが含まれるタイプもあります。

ECにおける一般的な受注管理業務は、下記のような流れです。

1.お客様より注文を受け、受注伝票を発行
2.受注伝票に基づき出荷、請求書とともに商品発送
3.在庫管理、仕入管理を行う

これらの業務を行う上で、一つの店舗だけを運営している場合は電話・FAX・メールなどでのやり取りで大きな問題はないかもしれませんが、例えば、Amazonと楽天、Sopifyなど複数のサイトでECを展開している場合を考えると、受注確認や発送のお知らせ、在庫管理、顧客との連絡などの業務のたびに、毎回各プラットフォームへのログインが必要となります。

各プラットフォームごとにレイアウトや機能が異なるため、人的ミスが生じる原因となりやすい上に、もう一つの問題点として、ある店舗で出荷された商品の在庫情報が別の店舗には反映されないため、在庫管理にも労力を割く必要があります。

その点受注管理システムを利用することで、複数サイトの発注情報や在庫情報の一元管理が可能となり、これまで手作業にしたことで生じていたミスや、その対応の時間がなくなります。ビジネスにおける顧客満足度の重要性が高い昨今において、「一元管理」がもたらす「業務の効率化&スピードアップ」と「人為的ミスの削減」は、大きなアドバンテージをもたらします。

受注管理システムの機能

ここで受注管理システムの具体的な機能について見てみましょう。前章で「お客様からの注文を受けてから商品を発送するまでを、ワンストップで管理するシステム」であると述べましたが、中でも(1)受注管理機能(2)商品管理機能(3)在庫管理機能の3つは、同種のシステムにおける中核的な機能となっています。

1. 受注管理機能

受注管理機能とは、各店舗からのお客様からの注文内容を管理し、出荷の手続きを行うための出荷予定データを作成する機能を指します。

各プラットフォームから送られてくる受注データを自動的に取り込むことができるため、店舗ごとに行っていた受注をシステム上で一括で管理したり、各店舗の受注状況をまとめて把握することができます。

また、受注確認や発送メールなどを管理画面から直接送信することもできるほか、送り状印刷ソフトと連携して一元的に送り状を作成できるシステムもあります。

さらに一部サービスでは定型的な作業を自動処理するサービスなども用意されており、カード決済の場合は受注取込時に処理状況を出荷待ちへ自動的に移動したり、注文時の備考欄が空欄の受注を特定ステータスへ自動的に移動して、備考欄をチェックする手間を省くことが可能になるため、うまく使いこなせば大幅な工数削減が期待できます。

特攻店長の受注管理機能を見る>>tencho.jp/functions/jyuchu/index.html

2. 商品管理機能

ECサイト運用で意外と手間がかかるのが、商品の登録です。新商品の投入やキャンペーン開催、価格改定などなど、商品情報を追加・変更するタイミングは意外と多いものですが、これを複数店舗でそれぞれ行うとなると、大変な手間がかかります。

受注管理システムを使うと、一度商品情報を登録すると対応店舗全てに一度に出品することができ、また商品名や説明文、価格などの情報を一括変更することなどが可能になります。商品点数の多いショップでは、必須の機能と言えるでしょう。

特攻店長の出荷管理機能を見る>>tencho.jp/functions/shohin/index.html

3. 在庫管理機能

在庫管理機能では、複数の店舗の商品在庫数をリアルタイムで管理することができます。

商品が売れたあとには、各モール・カートに最新の在庫数のデータを反映しますので、例えば在庫数10個の商品がある場合、もしA店で1個売れた場合、在庫数9個になるので、B店とC店の在庫は自動的に1個ずつ減り、すべての店舗の在庫数が9個になります。

また自社が保有する在庫とは別に、メーカーの在庫を登録することが出来るため、これにより委託商品の在庫切れによる商品の売り逃しを防げるだけでなく、在庫を抱えすぎるリスクを軽減でき、売上の効率化が期待できます。

特攻店長の在庫管理機能を見る>>tencho.jp/functions/zaiko/index.html

受注管理システムを利用するメリットは?

前章では受注管理システムの主な機能を見てきましたが、ここでこうしたシステムを利用するメリットについて、考えてみましょう。

工数の削減や人件費などのコストカットができる

受注管理システムでは、複数のモールやカートの受注情報が一元化できます。また、注文受付後の出荷指示、メール対応、注文確認などの業務を自動化することも可能です。

こうした業務の効率化が進むことにより、定型的な作業を中心に業務量を減らし、その結果として残業代をはじめとした人件費の削減を図ることができます。

トラブルの防止

各店舗を個別に運営している場合、「注文のあった商品の在庫がない」「期日までに届かない」など、お客様とのトラブルが起こる可能性があります。ミスの原因の多くは聞き間違いや確認不足、誤入力など、人的ミス(ヒューマンエラー)によるものです。

受注管理システムを導入して、情報をデータ化・一元化することで、こうしたトラブルのリスクを減らすことができます。特にセール中や繁忙期など、受注量が集中的に増加する時期に発生しがちなうっかりミスなどを防ぐには、自動化が最も効率の良い方法です。

データの利活用が容易に

昨今のEC運用においては、顧客や商品に紐づいたデータの利活用が不可欠です。各プラットフォームでもデータ分析機能を提供していますが、店舗をまたいだ横断的な分析には多くの手間がかかります。

受注管理システムを導入することによって、顧客情報、商品情報、受発注や入出庫情報などのデータを一元化することができるため、データの共有や有効活用が容易となります。店舗ごとの売上実績や商品ごとの売上状況などをすぐに確認できるため、売上アップのヒントになります。

受注管理システム選定のポイント

一定規模以上のEC運営には、もはや欠かすことのできない受注管理システムですが、様々なサービスが提供されている中から、自社にあったシステムを選定する必要があります。その際の留意点について考えてみましょう。

自社の利用プラットフォームと連携しているものを選ぶ

まず大前提として、自社が利用しているプラットフォームと連携しているか確認する必要があります。楽天やAmazonなどの大手サービスはほぼ全てのサービスが対応していますが、その他のサービスについては対応状況が異なりますので、初めに確認が必要です。

また、各プラットフォームとの連携機能についても要確認です。受発注機能の受け渡しだけが行われるのか、または商品管理までシステム上から行えるのか、などこれもサービスによって異なりますので、注意しましょう。

これ以外にも、例えば「NP後払い」や「ヤマトファイナンシャル」などの決済サービスや、「Mail Dealer」などのメルマガシステム、「スマレジ」のようなPOSレジシステムなど、自社がすでに利用しているサービスと連携できる場合もありますので、その点も確認しておくとベターです。

特攻店長の対応プラットフォームを見る>>tencho.jp/functions/kinou/mall.html

料金体系が自社に適したものを選ぶ

受注管理システムの料金制度は、大きく分けて従量課金制と月額定額制の2種類があります。

従量課金制は、登録商品数や受注件数に応じてシステム料金が変動する仕組みです。自社の売上規模が小さいうちはシステム料金も抑えられますが、大きくなっていくと増えていくため、その点には注意が必要です。

一方の月額定額制は、受注件数がどれだけ伸びても、一定の月額料金で使用することができます。
売上が伸びたとしてもシステム料金は変わりませんが、使いたい機能などに応じて都度月額料金が上積みされるケースがほとんどです(連携プラットフォームを1つ追加ごとに月額5000円など)。

どちらの料金制度が自社に適しているかを十分にご検討ください。

特攻店長の料金プランを見る>>tencho.jp/price/index.html

自社で使いこなせるシステムを選ぶ

上記の料金体系とあわせて、社内でシステムを有効に活用できるかどうかも、十分に検討しましょう。

受注管理システムを導入した後には、システムの管理・運用を行うための人員が必要になるため、そういった人材がいるかを確認する必要があります。システムを管理する人材がいないと、運用ルールや業務フローが煩雑化して、かえって業務効率が低下する可能性もあります。

高額なシステムを導入しても、十分な費用対効果が得られなければ意味がありません。だからこそ、導入費用に見合う成果を得られるシステムを選ぶことが重要です。

ECビジネスは長丁場のビジネスになりますので、自社のECビジネスの事業計画に照らし合わせて、長期的なスパンでシステムを選定する必要があります。

特攻店長の機能一覧を見る>>tencho.jp/functions/kinou/index.html

サポート窓口・体制が充実したサービスを選ぶ

システムを選定する際には、サポート体制が十分であるかも確認しておく必要があります。

受注管理システムはその機能が多岐にわたるため、運用上不明点が発生することが度々あります。そうした際のサポート体制が充実しているシステムであれば、安心して利用することができます。

特にEC運用においては、お客様への対応時などリアルタイムで回答が欲しいというケースも多々ありますので、サービス側のサポート体制として、メールだけでなく電話で問い合わせできるところを選ぶことをおすすめします。

特攻店長に関するお問い合わせはこちら>>tencho.jp/#form

まとめ:社内外の環境に合わせたシステム選定を

ECの受注管理システムは「業務の効率化」「ミスの防止」「データの利活用」などのメリットを通じて、御社の店舗運営を全面的にサポートする役割を担っていますが、もちろん「システムなら何でもいい」というわけにはいきません。

導入に当たっては「プラットフォームとの連携状況」「料金体系」「自社における費用対効果」「サポート体制」など多くの側面から検討する必要があります。

新型コロナの影響もあって、ECの現場にも「働き方改革」や「リモートワーク」など、新たな流れが生まれています。こうした点も考慮した上で、どのような機能・システムが必要なのかを十分にご検討ください。

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